PROJECT

PROJECT / イエコラボのプロジェクト

パッシブハウスvol.01  Panasonic × イノウエセッケイジムショCROSS LAYERD

ラボコンセプト

画像:ラボコンセプト

「パッシブデザイン」と「アクティブデザイン」の共生

「パッシブデザイン」と「アクティブデザイン」。この2つの言葉をご存じでしょうか。
「パッシブデザイン」とは、光の当たり方や風の流れなど、自然の力を最大限に利用して快適性を確保する設計手法。
これに対して、「アクティブデザイン」とは、先端技術を活用して快適性を高める設計手法です。
従来、この2つは相容れない存在でした。しかし、今回のプロジェクトでは、住宅の新しいかたちを追求するPanasonic社からのご提案を受け、敢えて「パッシブとアクティブの共生」という難しいテーマを設定。
イエコラボにて設計コンペを開催することになりました。

●『CROSS LAYERD』公式サイト:http://crosslayerd-h.com/

このプロジェクトの最新情報

なぜこのプロジェクトが生まれたの?

個性豊かなスマートハウスを生み出したかった

最近、「スマートハウス」という言葉をよく耳にすると思います。陽光発電搭載し、家庭内のエネルギーの見える化をウリにしたスタイルの住宅です。もちろん、これも魅力ある住まいの姿なのですが、各社、余り差が無くなっているのが現状です。こうした画一化傾向にあるスマートハウスのかたちに、新たな可能性を与えたい。そんな想いから、このプロジェクトはスタートしました。

入選デザイン紹介

画像:入選デザイン紹介

クロスレイヤード by イノウエセッケイジムショ

居室部分を5つの「箱」で構成し、すべての「箱」の4面が外部に接するレイヤード構造となっている。

募集の結果、全国の設計事務所や建築デザイナーから50点ものデザインが集まりました。数々の優れたアイデアの中から選ばれたのは「イノウエセッケイジムショ」による「クロスレイヤード」。
高く昇る夏の太陽光を遮り、低く差し込む冬の太陽光を取り込む、一枚板のような「パッシブデザインの屋根」と、ソーラーパネルを搭載した「アクティブデザインの屋根」を融合させている点が最大の特徴。
さらに、 居室部分を5つの「箱」で構成し、すべての「箱」の4面が外部に接するレイヤード構造としました。
また、3つの居室スペースに吹抜けを設け、採光・通風にも配慮。
「パッシブデザインとアクティブデザインの共生」を具現化した、新しいスマートハウスが誕生しました。

受賞者より : イノウエセッケイジムショ 井上 達也

LDKと同じ大きさのルーフバルコニーがあるスマートハウスです。屋根の上で「発電」と「生活」を同時に行えることが大きなポイント。商品化住宅ということで、日本全国どこでも建築可能なプロトタイプとなる構成を目指しました。道路付が東西南北どこにあっても最小限のアレンジで柔軟に対応できるよう全体のボリューム感やバランス、印象等についてはスタディ模型をいくつも作成することで入念に確認しました。受賞で終わりではなく、商品開発のプロジェクトに参加させていただき、建物が完成するまで一貫してお付き合いできたこともうれしかったですね。

PROFILE

イノウエセッケイジムショ

「夫婦でやっている設計事務所なので夫婦間で共感できなければ他者には共感されない。ということを受賞時に再度認識しました」と語る、井上達也・綾乃夫妻による設計事務所。主に住宅、オフィスなどの設計・デザインを手がける。

画像:イノウエセッケイジムショ プロフィール

井上達也

1980年 神奈川県生まれ
2003年 武蔵工業大学工学部建築学科卒業
2005年 武蔵工業大学大学院工学研究科修士課程修了
2005 – 11年 山嵜雅雄建築研究室
2011年 山嵜雅雄建築研究室シニアパートナー
2011年 イノウエセッケイジムショ設立

井上綾乃

1983年 栃木県生まれ
2008年 池田綾乃建築設計事務所設立
2011年 イノウエセッケイジムショ設立