PROJECT

PROJECT / イエコラボのプロジェクト

YKKAP × 一級建築士事務所ikmocotoiro コトイロ

ラボコンセプト

画像:ラボコンセプト

画像:ラボコンセプト

cotoiro – 窓辺から生まれる暮らし

「窓」をテーマに様々な商品やライフスタイルを提案してきたYKKAP社。
様々な家づくりを通じて「暮らし」を追求してきたイエコラボ。
両者が出会い、「窓辺から生まれる暮らし」というコンセプトが生まれました。
実は、このコンセプが完成するまでには、様々な議論が重ねられています。

イエコラボではそのコンセプトを基にコンペティションを開催し、今回入選作品が商品化いたしました。それが「cotoiro」です。

●GOOD DESIGN AWARD:受賞作品詳細ページ

このプロジェクトの最新情報

なぜこのプロジェクトが生まれたの?

そもそも「窓」って何だろう?
「窓」の価値を見つめ直すために

イエコラボとYKKAP社は、最初に「窓」を見つめ直すことからはじめました。
かつての伝統的な日本の住宅には、障子があり、縁側がありました。
縁側とは、「窓」と部屋との間にある「中間の場所」。
現代では失われつつあるこのスペースにこそ、「窓」の面白さや本質があるのではないか?
「窓」という言葉をコンペのテーマに据えると、アルミやガラスなどの素材や、かたちや構造の話に終始してしまうのではないか?
重要なのは「窓」ではなく、「窓」を取り巻くライフスタイルなのではないか?…こうした議論を重ねる中で、発想の幅をより広いものにするために、コンペのテーマを「窓」そのものではなく、「窓辺から生まれる暮らし」に決めて、応募者から自由なアイデアを求めることになりました。

入選デザイン紹介

画像:入選デザイン紹介

WINDING HOUSE
〜窓をよりどころにした居場所のある家〜
by 一級建築士事務所ikmo 比護結子

募集の結果、全国の設計事務所や建築デザイナーから21点ものプランが集まりました。数々の優れたアイデアの中から選ばれたのは「一級建築士事務所ikmo」の比護結子さんによる「WINDING HOUSE 〜窓をよりどころにした居場所のある家〜」。
「窓は光と風を家の中へ導く。人や動物はその光や風の入る気持ちよい居場所を見つける。窓は人の活動を助け生き生きとした住まいをつくる」というコンセプトのもと、窓のまわりに集まる人や生物、植物たちに焦点を当て、窓の内側と外側に置かれるもの、繰り広げられる活動によって生まれる多様な「窓辺」をデザインしています。
暮らしや活動にそってひと続きの壁にアクティビティと窓を配置。その壁をらせん状に巻くようにして「内部空間」をつくり、さらに壁沿いの窓を外へ押し広げるようにして、より外部的な空間「マドベヤ」を生み出す…という家を形成していくユニークな構造も魅力。立体的で生き生きとした生活がイメージできる明解なアイデアが高評価を得ての受賞となりました。

activities by the window

窓のまわりに集まるヒトや生物たち。
窓の内側にも、外側にも、ヒトの活動や、そこに置かれたモノによって、さまざまな窓辺が生まれる。

画像:activities by the window

windows and activities on the wall

アクティビティに応じて窓のカタチが決定する。
一枚の壁に沿って、窓辺のアクティビティを並べるとひと続きの家の原型ができあがる。

画像:windows and activities on the wall

画像:winding the wall

winding the wall

窓が並んだ壁面をくるくると巻いて窓辺を内部化する。

画像:windows make wind

windows make wind

高さの違うの窓は室内に空気の流れをつくる。
渦巻状の空間の入口に格子状の建具を入れることで、家全体にゆるやかな風を発生させる。

画像:widening the window

widening the window

窓の周りの空間をさらに外側へ押し広げることで、より外部に近い空間が生まれる。
窓がつくり出したこの小さな部屋「窓部屋」は窓と人間が最も近づくことのできる空間である。

受賞者より : 一級建築士事務所ikmo 比護結子

窓は内部と外部を遮るものではなく、内外を繋げるものと考えています。今回、窓そのものを空間的に広げた「マドベヤ」により人と自然だけでなく、人と人、人と街を繋げられるような住宅を提案しました。「入浴×窓」「犬×窓」「洗濯×窓」「自転車×窓」「おしゃべり×窓」「ランチ×窓」「カフェ×窓」「読書×窓」といった個別のアクティビティに1対1対応した「マドベヤ」から、ユーザーが窓辺でしたいことを選んで1つの住宅をつくっていきます。風が抜ける高いところから景色や空を眺めながら寝て、朝日で目が覚める、という窓辺で寝るためだけのマドベヤ「ベッド」、週末に小さなカフェを開くマドベヤ「カフェ」など、など考えるのも楽しいマドベヤが次々と生まれています。

PROFILE

一級建築士事務所 ikmo

比護結子、和田七重、柴田晃宏からなる設計事務所。

画像:比護結子 プロフィール

比護結子

1997年 東京工業大学大学院修了
1999年 ikmo共同設立
現在、法政大学・芝浦工業大学・日本工業大学非常勤講師

画像:和田七重 プロフィール

和田七重

1998年 東京工業大学大学院修了
2000~05年 テレデザイン一級建築士事務所
2010年~ ikmo

画像:柴田晃宏 プロフィール

柴田晃宏

1992年 東京工業大学大学院修了
1992~99年 デザインシステム
1999年 ikmo共同設立
2010年 東京工業大学大学院博士課程修了
2013年~ 鹿児島大学准教授